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AIニュース(3月29日週)~Skypeの新機能を使ってみた!編~
こんにちは。スキルアップAIの泉です。
スキルアップAIでは、AIに関するニュースをピックアップし、週間で紹介しております。
今回は3月29日週のAI関連ニュース「使ってみた編」として、Skypeの音声のみを残す新しいAIノイズキャンセリング機能を使用した結果をお伝えします!
果たして新機能の効果はどうだったのでしょうか?
◇Skype、音声のみを残す新しいAIノイズキャンセリング機能追加
従来開発されていたノイズキャンセリング機能では、単純なノイズ(環境音)(一定の音:扇風機など)に対処可能でしたが、新しいノイズキャンセリング機能では、「複雑で変化が多い環境音の区別」が可能になります。
この新しい機能では、クリアな音声データ(約760時間分)と、ノイズが含まれたデータ(約180時間分)の違いを学習することでノイズキャンセリングが実現しています。
また、環境の差異を考慮して3,000以上の実際の室内環境と、115,000以上の仮想の部屋のデータが使用されているとのことです。
実際に、Skypeのノイズキャンセリング機能を試してみました!
ノイズキャンセリング機能には、自動・低・高・オフの4種類のモードがあります。
- 条件
①犬の鳴き声 ②袋の音(ガサガサ) ③キーボード操作音 ④手を叩いた音 - 比較対象
ノイズキャンセリング機能 (a)オフ (b)高 - 環境
友人と実際にSkypeを試しました(両者ともPC内蔵のマイクを使用)
1.全体的な結果
条件①〜④でノイズキャンセリング効果がみられました!
ただ、ノイズを常時キャンセリングするというよりは、時々キャンセリングができなかった音が漏れ聞こえる感じでした。
特に効果が見られた条件は、②の「PCの前で袋をすり合わせてガサガサと音を立てた」もので、非常に高い効果がありました。
そのときSkypeをつないでいた友人には袋の音は聞こえず、こちらの声だけが聞こえていたようでした。
2.各条件の効果
①犬の鳴き声を動画で再生する
犬の「ワンワン」という低めの声はキャンセリング効果が高かったですが、「クゥーン」という高めの声はキャンセリングがあまりできていませんでした。
②袋の音を鳴らす
体感的には1番高い効果がありました。友人にノイズキャンセリング機能(a)と(b)の違いを聞いてもらったのですが、全然違ったようです。
③キーボード操作音
(a)の段階でキーボードの操作音はあまり通話者に聞こえていないようでした。
時々ノイズとして入ってしまうので、(b)を試したところ、ややキャンセリング効果がみられるかも?といった感じでした。
④手を叩いた音
友人が手を叩いた際にはキャンセリング効果がなく、私が行った際には除去されていたようです。環境や使用機器によって効果に差が出ているのかもしれません。
おわりに
使用結果は以上となります。
以前オンライン英会話をSkypeで受けた際、講師の声が小さかったのかノイズのせいか忘れてしまったのですが、音声が聞こえづらく、その後受講を断念したことを思い出します。
こういったオンライン環境向上の取り組みが進むと、自宅でできることがどんどん増えていきそうでワクワクします。
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