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AIトピックス:AIスタートアップの株式会社データグリッド、日本経済新聞社と共同でバーチャルヒューマンを使った動画制作システムを開発
こんにちは。スキルアップAIの手柳です。
スキルアップAIでは、AIに関するトピックスをピックアップし、週間で紹介しております。
参考:日本経済新聞社と共同でバーチャルヒューマンを使った動画制作システムを開発
AIスタートアップの株式会社データグリッドは、日本経済新聞社と共同でバーチャルヒューマン(AIが生成した架空の人物)を用いた動画作成システムを開発しました。 このシステムは、AIが生成したバーチャルヒューマンや、実在の人物の画像をもとに、自由に発話する内容を指定し動画を作成します。
通常の動画作成では、出演者や編集・撮影スタッフ、撮影場所の確保が必要になり多くのコストがかかってしまいます。 しかし本システムでは、動画作成の際によく用いられる、人物をキャプチャーしてCGを作る技術を活用するのではなく、実在する人物の画像をAIに学習させることで、よりリアルな人物画像を瞬時に生成することができるようになりました。 さらに、その生成された人物画像にリップシンク技術(音声データに合わせて自然な形で唇の形を生成する技術)や表情を変える技術を適用させることで、人物が自然に話しているような動画を生成することが可能です。
これらの技術により動画制作にかかるコストを大きく減らすことができると期待されています。 同社によると、従来の人物を撮影し3Dモデリングや音声を収録して動画を作成する場合では数日から10日程度、場合によっては数ヵ月もの時間がかかるところを、本システムを利用することで、たった1日程度で動画を制作できるようになるとのことです。
メディアの報道関連やオンラインイベントなど、様々な場面での活用が考えられます。
同社は将来的に、利用者が自分の動画をアップロードし、自身のデジタルアバターを生成できるようにしていくといいます。
こういった短時間で簡単に動画を作成できる技術はゲームやアニメなど様々な業界で需要があり、ビジネスにもつなげやすいのではないでしょうか。
おわりに
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