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G検定の合格体験記 | 学習スケジュールや勉強方法、おすすめの講座を紹介します!
こんにちは。スキルアップAIの相川です。
G検定は、AIエンジニアなどのAI人材を目指している方が、まず最初のスキル獲得として取得を目指す場合が多いです。しかし、その出題範囲は多岐にわたるため、前提知識のない状態から独学ですべての範囲をカバーしようとするとかなりの時間と労力がかかります。
この記事では、実際に私がG検定に合格した経験をもとに効率的な学習スケジュールや勉強方法、取得してよかったことなどを紹介します。G検定を受験予定の方はぜひ参考にしてみてください。
そもそもG検定とは?
G検定とは、日本ディープラーニング協会が主催しているジェネラリスト向けの資格です。ディープラーニングを始めとしたAI分野におけるジェネラリストとしての基礎知識や事業に活用する能力を有しているかを認定しています。
G検定の詳しい内容については、以下で詳しく紹介しています。
G検定を受けようと思ったきっかけ
G検定を受験しようと思ったきっかけは、修士課程1年のときにアルバイト先の先輩から薦められ、スキルアップAIの「AIエンジニアになるための長期インターンプログラム」に参加したことです。このプログラムでAIに関する知識を学び始めたことを機に、学習した知識が身についているかの確認と、これから先の学習のモチベーション獲得のため、G検定の受験を決意しました。
G検定のための勉強を開始した時点での私の知識レベルは以下のとおりです。
- 基礎数学(線形代数、微分積分、確率統計)の知識はある
- ディープラーニングを始めとしたAIに関する知識はほとんどない
G検定の学習スケジュール
学習の期間としては約1か月間で、平均して1日あたり1時間程度学習していました。総学習時間としては大体30時間程度です。
大まかな学習の流れは以下の通りです。
- まず黒本と呼ばれる『徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集』を用いて、必要な知識や問題の出題の傾向を一通り確認する
- スキルアップAIの動画講義で、知識の足りていない分野を重点的に学習する
- 一通り基本的な知識を押さえられたら黒本の問題演習を行い、学習した知識が身についているか実践する
G検定の勉強方法、試験対策
ここでは、G検定の勉強方法や試験対策を具体的に紹介していきます。
1.必要な知識の確認
G検定の対策としてまず行ったのは、必要な知識と出題傾向の確認です。黒本と呼ばれる、G検定対策問題集として有名な『徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集』を用いて、どのような内容が問われているかをまずは全体的に確認しました。大まかに知っている内容と知らない内容に分けることで、重点的に学習する内容を把握するようにしました。
また、JDLA公式サイトで公開されているG検定のシラバスを確認し、対策すべき範囲に漏れがないか確認を行いました。
2.スキルアップAIのG検定対策講座の受講
習得が必要な知識の確認が終わったら、スキルアップAIの「G検定対策 AIジェネラリスト基礎講座」を活用して、知らなかった内容を重点的に学習していきました。
スキルアップAIのG検定対策講座を選んだ理由
スキルアップAIの講座を受講した理由は、G検定の広範な知識とAIをビジネスに活用するために重要となるAIの基礎について、体系的かつ効率的に学べると感じたためです。G検定を合格するためには幅広い知識が問われるため、プロの講師から学ぶことで、自身で知識が足りていなかった分野についてより理解を深めることができると思いました。
また、カリキュラムには「G検定対策編」があり、よりG検定の試験範囲に特化した知識を学べることも、この講座を選ぶ決め手となりました。
スキルアップAIのG検定対策講座を受講した感想
講座を受講したことによって、効率的にAI関連分野の知識を学ぶことができました。前提知識がなくても学べる講座なので、AIに関する基本的な知識からビジネスに活用できる知識まで順を追って丁寧に解説されています。
画像:講座の教材スライド1
また、「G検定対策編」には実際の試験の出題傾向を踏まえた問題が多数収録されており、章ごとに学んだ知識をアウトプットすることができます。解説を聞くだけでなく問題を解きながら学習を進められるため、G検定本番に向けて実践的に理解を深めることができました。
画像:講座の教材スライド2
また、受講者には特典として以下のような別途試験対策ができるキーワード集も配布されるため、復習や本番直前の学習に最適でした。
画像:講座特典のG検定対策用のキーワード集
G検定の出題範囲は非常に広いため、独学ではなかなか短期間で全体をカバーすることは難しいと思います。ディープラーニングに精通した講師から直接学べることに加えて、キーワード集配布といったG検定合格に向けたサポートも充実しているため、AI関連の知識がない私でもつまづくことなく学習を進められました。
3.黒本(問題集)を利用した演習
必要な知識を一通り学習し終えたら、黒本を用いた問題演習を始めました。G検定の出題範囲は広範であるため、問題だけでなく、解説で触れられている内容についても一つ一つ確認していきました。
問題演習は繰り返し4周行い、最初の2周は一通りすべての問題を解き、次の2周では間違えた問題のみに絞り重点的に復習を行いました。黒本の出題形式は本番の試験とほぼ同様に作られているため、より実践的に知識の確認を行うことができました。本番と同じ形式で問題を解きながら学習を進めたい方には、黒本の活用をおすすめします。
4.チートシートの作成
勉強を進める中で、AIの発展の歴史やAIモデルの名前とその特徴など、混乱しやすい問題もたくさん出てきました。これらの混乱しやすい内容については、いつでも復習できるように一つの紙に自分なりにまとめました。まとめたものはPDF化しておくとキーワードで検索できるため、当日の試験対策資料としても活用することができます。
G検定の勉強で大変だったことや工夫したこと
G検定はとにかく範囲が広いため、学習する際はどこかで詰まったとしてもとりあえず一周学習しきることを意識しました。一つ一つわからないことに時間をかけて理解していったとしても、実際にその部分が試験に出るとは限りません。それよりも、全体を広く理解していくことを意識した方が点数を取るうえでは効果的だと思いました。
G検定の試験当日のエピソード
実際に試験を受けて想定外だったことは、黒本に収録されている総仕上げ問題に比べて、問題数や文章量がとても多かったことです。黒本の総仕上げ問題は1つの問いに対して2、3問の小問という形式が多かったのに対し、実際の試験では1つの問いにつき1問という大問での形式が多い印象でした。総問題数が多く、一つ一つの問題文にボリュームもあったため、問題文を読むだけでもかなりの時間が削られました。
黒本の総仕上げ問題を解いた時は、比較的解答時間に余裕をもって取り組めていたのですが、試験本番では時間の経過がとても早く感じ、終了間際に最後の数問を何とか解き終えたといった状況でした。途中からは時間がかかりそうな問題には印をつけ(試験画面では見直し用に各番号に印をつけることができます)、素早く解答できそうな問題から先に解いていきました。
G検定は、試験当日は正答率などを確認することができません。後日メールで送られる試験結果で、以下のような分野別の得点率と合否を確認することができます。
私の結果は上記の通りで、無事に合格できました。合格者の平均点や最低点は公表されていませんが、全体として7割ほど得点をとることができれば合格できる可能性が高いといわれています。
G検定を取得してよかったこと
G検定を取得してよかったこととしては、勉強して身に付けた知識の証明が形として手に入ったことです。AIについて学んでいく中でG検定レベルの知識を身に付けられたという事実は自信になりますし、今後さらに深く学んでいく際のモチベーションにもなりました。
試験に合格すると以下のような合格証明書も発行されます。
またSlack上でJDLAの合格者専用のコミュニティに参加することができるようになったことも、合格者の方々からさまざまな刺激を受けられるので、モチベーションの向上につながっています。
これからG検定を受ける方へのアドバイス
AI関連技術は日進月歩で発展しているため、G検定のシラバスも今後アップデートされていく可能性があります。G検定の対策を始める際は、まず最初にJDLA公式サイトのG検定シラバスなどを確認し、出題範囲を押さえてから学習を進めることがおすすめです。
また、独学ではなかなか出題範囲全体を広く学ぶことは難しいです。効率的に出題範囲の知識を学ぶためには、G検定対応の講座を受講するなど、自分に合った勉強方法を見つけることが合格への近道です。
G検定を取得することで、AIを事業に活用するために必要な基礎知識・リテラシーを身に付けていることを証明できます。今後AI人材として活躍したい方や、ビジネスでAI推進するための知識を習得したい方は、ぜひこの記事を参考にしてG検定に挑戦してみてください。
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