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【DL講座勉強会レポート】フィードバックが得られるチャンス。E資格受験に向けて学びの成果を発表できる場所
スキルアップAIでは、E資格対応の「現場で使えるディープラーニング基礎講座(以下DL講座)」を提供しており、DL講座の受講者限定で年間8回勉強会(以下DL勉強会)を実施しています。
DL勉強会に参加した受講者は、DL講座の受講者の修了条件となる通し課題に対する取り組みを発表し、講師から直接フィードバックを得たり、課題やE資格に向けた学習をしている際に躓いた箇所や疑問点等を講師に気軽に質問し、その場で解決することができます。このDL勉強会は、毎回、オンラインで開催されます。
今回は、DL勉強会の雰囲気を皆様に少しでも感じていただけるよう2021年7月10日(土)に開催された勉強会をご紹介します!
1.ディープラーニングとE資格
ディープラーニングは、音声の認識や画像の分類、翻訳など、人間が行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習手法の1つです。
天気予報や病態の予測診断、ロボットの自動操縦など様々な場面で利用されています。
E資格は、そのディープラーニングに関する資格試験です。E資格では、ディープラーニングに関する理論的な知識や実装能力が問われます。E資格を受験するためには、まず受験資格を得る必要があり、そのためには、JDLA認定プログラムを修了しなければなりません。(参考:https://www.jdla.org/certificate/engineer/)
スキルアップAIは、JDLA認定プログラム第1号であり、これまでに累計500名以上のE資格合格者を輩出しています。
2.スキルアップAIのDL講座で課題にチャレンジ
スキルアップAIのDL講座は、ディープラーニングの原理を理解し、ディープラーニングを支える最先端の技術をプログラミングレベルでマスターすることを目指す講座です。
DL講座には、講義のほかに、通し課題と知識テストが含まれており、E資格の受験資格を得るためには下記の2点をクリアする必要があります。
- 通し課題:基準精度を上回るディープラーニングモデルの構築
- 知識テスト:基礎数学・機械学習・ディープラーニングそれぞれの知識テストで基準点を満たす
通し課題では、スキルアップAIが用意したデータセットを用いて、画像分類問題に取り組みます。
ディープラーニングを学ぶ上で重要なことは、より精度の高いモデルを作り上げるためにどんな取り組みをしたのか、その結果どんな学びが得られたかということです。DL勉強会では、自分が通し課題にどのように取り組んだのかを発表でき、講師からそれに対するフィードバックをもらえます。DL勉強会への参加や発表は必須ではありませんが、自分自身を成長させることができる大変貴重な機会なので、積極的に参加することをお勧めします。
3.通し課題の成果を発表し疑問点を解消
DL勉強会では、事前に、受講者の中から発表希望者や質問を募ります。当日は、まず希望者による通し課題の取り組みや成果について発表していただきます。発表が終わり次第、講師から取り組みに対する質問やアドバイスを行います。
今回、スキルアップAIで講師を務める小縣が皆さんの発表に対するフィードバックや寄せられた質問に回答しました。小縣は、ディープラーニングの応用系講座をはじめとして数多くの講座を担当しているほか、「徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集」の執筆などにも携わっています。また、日本ディープラーニング協会主催2018E資格試験・2019#1E資格試験の優秀賞を受賞しており、スキルアップAIの中で最もE資格に精通した講師です。
ここからは実際の勉強会の様子をご紹介します。
発表者は、モデルの精度を高めるために取り組んだことや取り入れた工夫点などを事前にスライドにまとめ、講師に対してプレゼンをしました。発表後、講師は、「なぜそのような工夫を施したのか?」「他の手法は試してみたのか?」「今後はどのようなアプローチで精度向上に繋げていくのか?」などの質問をしながら、発表者に対してアドバイスを行いました。
講師は、発表者が躓いた点や上手く精度が出ず諦めてしまった取り組みに関して、成果を出すためのコツや過去の事例などを紹介することで、より発表者の学びになるようアシストしました。アドバイスする際は、単に精度を高めるための解決策を提示するだけではなく、業務でも実践できるようなフィードバックを心がけていました。
発表者以外の参加者が発表者に質問を行う場面もありました。参加者同士で議論したり情報交換したりすることで、参加者自身の理解がより深まりそうだと感じました。
希望者による発表が終わった後は、参加者から事前に集めた質問に講師が1つ1つ回答しました。参加者からの質問は、例えば、E資格試験に向けての特異値分解の解法に関する質問」、「E資格問題集に掲載されている問題に関して、解説がイメージしづらいので詳しく教えてほしい」「通し課題に向けて、実装するための考え方やヒントなどを教えてほしい」など、通し課題に関することからE資格対策に関することまで幅広い内容でした。
図1. DL勉強会開催中のスクリーンショット その1
全ての質問に回答した後は、E資格に向けて目を通しておくと良い論文の紹介を行いました。タスクや技術別にそれぞれおすすめの論文を取り上げ、重要な点を解説しました。
図2. DL勉強会開催中のスクリーンショット その2
4.まとめ
本DL勉強会の最大のメリットは、ディープラーニングに関する知識や実務経験が豊富な講師から、直接具体的なコメントやアドバイスを得られる点です。勉強会で自身の取り組みを発表し、フィードバックを得ることでさらにスキルアップを目指すことができます。また、他の受講者の発表やそれに対する講師のアドバイスを聞くだけでも学習のヒントを得たり、自身のモチベーションにも繋がります。
E資格2022#1(2022年2月予定)対応として、2021年12月、2022年1月にDL勉強会を実施(日程の詳細はこちら)します。スキルアップAIのDL講座(オンライン)を受講中の方は、受講期間中(受講開始から1年間)であればご自由に参加いただけますので、ぜひDL勉強会に参加して学習のヒントを探してみてください!
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