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就職・転職で有利に!JDLA主催「E資格」合格までの道 前半
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- 1.はじめに
- 2.受講・受験は2つの目的達成のため
- 3.E資格とは
- 4.認定プログラムの選び方
1.はじめに
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スキルアップAIでインターンシッププログラムに参加している金子です。最近、「G検定」「E資格」をよく耳にしませんか?
これらは日本初の人工知能(AI)に関する資格で、大きな注目を集めています。初の試験実施からたった3年で累計受験者数が2万人を超えたことからも、その注目度が伺えるでしょう。
この資格を取得することは、AIに関する知識の獲得はもちろんのこと、みなさんの仕事や就職・転職活動にも役立ちます。また、合格者によるコミュニティも用意されているため、AI人材とのつながりを広げることもできます。
この記事を読んでいるみなさんの中には、AIについて興味を持って勉強し始めた方、会社でAIに関わる業務の担当になった方、その他様々な理由で急に資格の取得が必要になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、E資格を取得したい方向けに、私の合格体験記をお伝えします。
2.受講・受験は2つの目的達成のため
私は現在大学院生で、機械学習を用いた応用研究を行っております。
自分とはスタートラインが違うんじゃないの…と感じた方もいらっしゃると思いますが、普段の研究では主に要件定義・設計・プログラミングを中心に行っており、AIについての理論から応用までを体系的に学んだことはありませんでした。
参考までに、簡単に私の受講前の知識をまとめます。
●数学:大学で統計、微積、線形代数の基礎を学んだことがある
●機械学習:Courseraの機械学習コースを修了した
●Pythonでの機械学習ライブラリを用いた実装方法と主な機械学習の手法を少し学んだことがある
●ディープラーニング :経験なし
こうした実情から、自らのキャリアを考えた際、AIを社会で活用するための知識や実装経験が乏しいことへの不安を持っていました。この不安を解消するためのきっかけを探していたところ、E資格に出会いました。
受験の目的は、大きく2つありました。
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- 1.数学・機械学習・深層学習を体系的に学び、社会で通用するAIの実装力を身につけること
- 2.資格を取ることによって知識に対する一定の保証を得ること
これらの目標を達成することを、日々の勉強のモチベーションにしていました。
3. E資格とは
E資格とは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する資格試験です。
JDLAは、ディープラーニングを中心とする技術によって、日本の産業競争力を向上させることを目指す団体です。東京大学の松尾豊教授が理事長を務めていることでも有名です。
賛助会員にはGoogleやHUAWEIなど、世界のAI技術を牽引する企業が名を連ねています。そのような企業にも認められている資格と聞くとさらにモチベーションが上がりました!
ちなみに、JDLAはG検定という試験も開催していますが、G検定とE資格の違いは以下の通りです。
・基礎知識を有するジェネラリスト(Generalist)向け
・理論やアルゴリズムの理解や手法の実装スキル力を有するエンジニア(Engineer)向け
E資格取得のメリット
●ディープラーニングの理論と実装が高いレベルで身に付く
資格の勉強をしているうちに自然と身につけることができます。
●JDLAのG検定・E資格合格者限定コミュニティに参加できる
コミュニティ内では勉強会やイベントが定期・不定期で行われており、人脈作りに最適です。
●IT企業を中心に知名度が高まっており、「就職・転職活動」でのアピールになる
注目を集めている資格であり、AIに関する最新技術への感度が高いというアピールになります。
●取得した資格のロゴを名刺に載せることができる
合格した場合には有資格者の証としてロゴが配布されます。これを名刺に載せるだけでAIのプロフェッショナルであるとアピールできます。
このようにE資格を取得するメリットは数多くあり、時間や予算を投資してでも取得する価値が十分にあると私は考えます。E資格の概要は以下の通りです(2020年4月時点)
ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する
受験資格 : JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること
実施概要 : 試験時間:120分 /知識問題(多肢選択式・100問程度)
試験会場 : お申し込み時に、希望会場を選択
出題範囲 : シラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの出題
受験費用 : 一般:33,000円(税込)/学生:22,000円(税込)/会員:27,500円(税込)
実は、E資格は「受験しよう」と思い立ってすぐに受験できるようにはなっていません。受験資格として、JDLAの認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していることが必要だと定められています。
ここからは、その「JDLAの認定プログラム」について、詳細に触れていきます。
4.認定プログラムの選び方
現在JDLAの認定プログラムは12社から提供されています(2020年4月現在)。
私はいくつかの講座を比較して、スキルアップAIが提供する認定プログラム「現場で使えるディープラーニング基礎講座」を受講しました。
このプログラムを選択した理由は3つあります。
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- ●実務経験豊富な講師による講義
●講師にチャットで分からないことを直接何度でも質問できる
●動画による解説付きのハンズオン実装演習
- ●実務経験豊富な講師による講義
このような理由から、実務経験豊富な講師の方に質問しながら、実際の実務で必要なことや問題になることを学ぶことができるのではないかと思い、スキルアップAIの講座を受講することにしました。
次回の記事では、「現場で使えるディープラーニング基礎講座」の具体的な内容やE資格の受験対策を紹介します。
どうぞお楽しみに!
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