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中小企業におけるDX推進の必要性とは?成功のポイントと課題を解説


デジタル技術の急速な発展に伴い、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が必要と言われています。特に日本企業の99.7%を占めると言われる中小企業においては、DX推進は企業の存続やこれからの製品・サービス開発を左右する重要な要素といえるでしょう。
しかしDX推進の必要性を理解していても、具体的に何をすれば良いのか分からないという経営者の方も多いのではないでしょうか。あるいはすでにDXを進めていても、なかなか社内でうまくいかず、進まない理由や自社の課題を知りたい方もいるかもしれません。
本記事では中小企業におけるDX推進の必要性、成功のポイント、そして課題について解説します。
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中小企業におけるDX戦略とは何か
はじめにDXの概要と、中小企業におけるDX戦略の現状について解説します。
DXとは
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して、ビジネスモデルや組織、プロセス、企業文化などを変革し、競争上の優位性を確立するとともに、顧客や社会のニーズに応える新たな価値を創出する取り組みです。
DXの定義はさまざまに論じられていますが、共通していることは、DXは単なるITツールの導入で完了するものではなく、「企業全体の変革を伴う戦略的な取り組みを行うこと」「顧客に新たな価値を提供すること」「これらをもとに競争優位性をもたらすこと」が目的であるといえるでしょう。
(参考)
経済産業省:DX推進指標(サマリー)
総務省:令和3年版情報通信白書 デジタル・トランスフォーメーションの定義
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室:世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画
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中小企業・小規模事業者のDX取り組み状況
近年、中小企業・小規模事業者においてもDXの重要性が認識されつつありますが、大企業に比べて取り組みが遅れているのが現状です。
中小企業庁の調査によると、中小企業のDX推進状況は、まだ初期段階にある企業が多く、人材不足や資金不足、ノウハウ不足などが課題として挙げられています。
以下は中小企業におけるDXの取組状況の推移です。


(出典)中小企業庁:中小企業白書> 2024年版 中小企業白書(HTML版)> 第7節 DX(デジタル・トランスフォーメーション)>1.DXの取組状況
年々「DXへの取り組みを行っている企業」そして「ただ取り組むだけでなく、ある程度のレベルまで達している企業」が増えていることが見てとれます。とはいえ、2023年においても段階4(DXの目的がほぼ達成されている状態)に達している企業は6.9%と、ごくわずかとなっています。
また、取組段階ごとに「具体的にどのようなことを行っているか」を調査したものが以下になります。

(出典)中小企業庁:中小企業白書> 2024年版 中小企業白書(HTML版)> 第7節 DX(デジタル・トランスフォーメーション)>1.DXの取組状況
どの段階でも多い取り組みは「紙書類の電子化・ペーパーレス化」「自社ホームページの作成」「コミュニケーションツールの導入」となっています。
これらはデジタル化に着手する初期段階で行う施策のため、それ以上のレベルの内容に取り組むことが日本の中小企業にとってはハードルが高いと考えられます。
一方で、自主的にDXに取り組んでいる中小企業ほど、高い取組段階に進めていることがうかがえる資料があります。
以下は同じ資料の、「DXの取組のきっかけ」をまとめたものです。

(出典)中小企業庁:中小企業白書> 2024年版 中小企業白書(HTML版)> 第7節 DX(デジタル・トランスフォーメーション)>1.DXの取組状況
このうちDX推進の進捗度が高い企業(段階3、4)は、低い企業(段階2)と比べて、以下2点の傾向が顕著です。
・競合他社の動向を常に意識している
他社のDX推進状況を把握し、自社の取り組みに活かしている
・情報収集に積極的
書籍やセミナーなどを通じて、常に最新の情報を収集し、知識をアップデートできる
つまり、自ら積極的に情報収集を行い、競合の動きを意識し競争優位性を確立しようとする社員中心の取り組みができるならば、DX推進が加速する傾向にあると考えられます。
中小企業は企業規模ではなく、自主的・積極的にDXに取り組むことで生産性向上や新たなビジネスチャンスの創出につながる可能性も示されていると考えられます。
DXとデジタル化の違い
DXとデジタル化は混同されることが多いですが、両者は異なります。
デジタル化は、既存の業務プロセスをIT・ICTなどのデジタル技術を活用して置き換えることを指します。例えば、紙の書類を電子化したり、手作業で行っていた業務をツールで自動化したりすることがデジタル化にあたります。
一方のDXは、デジタル技術を活用してビジネスモデルや組織、プロセスなどを根本的に変革し、新たな価値を創出することを目的としています。単なる「効率化」を求めるものではありません。
つまり、デジタル化はDXを実現するための手段の一つであり、DXはより広範な変革を目指すものです。
DX戦略を成功させるためにはデジタル化を導入・推進して業務効率を高めることはもちろん重要です。しかしそれだけでなく、企業全体のビジョンや戦略に基づいて、組織やプロセス、企業文化など全体を変革していくことが最終的な目的であり、最も重要になります。
中小企業にDX推進が必要な理由
ここまで見てきたように、中小企業にとってDX推進は単なる選択肢ではなく、市場で生き残るための必須条件といえるでしょう。
あらためて、中小企業にとってなぜDX推進が必要か、具体的な理由について解説します。
電子商取引など制度改正に対応するため
近年、インボイス制度や電子帳簿保存法など、ビジネスに関わる制度がデジタル化に対応する形で改正されています。これらの制度改正に対応するためには、デジタル技術の導入はもちろん、それまでのやり方を制度に合ったやり方に対応できる柔軟性が必要です。
DXを推進することで全社的な意識改革が少しずつでも進み、制度改正へのスムーズな対応や法令遵守を徹底する企業へ進化することができるでしょう。
社会全体ですすむデジタル化に対応するため
社会全体でデジタル化が急速に進み、顧客の購買行動や情報収集の方法はデジタル中心へと変化しています。企業もデジタルに対応しなければ、顧客ニーズに応えられず、競争力を失うおそれがあります。
DXを推進することは、顧客の変化に対応し、新たな顧客体験を提供する企業であると示すことでもあります。
人材不足に対応するため
少子高齢化による労働人口の減少・人材不足は、中小企業にとって深刻な課題です。
DXを推進する入口としては、社内のデジタル化を進めることが挙げられます。業務を自動化・効率化することや、複数の部署・チームで管理していた情報を全社的に一元管理することで、少ない人数でも業務を滞りなく遂行できるようになります。
また、デジタル技術を活用することで、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を実現できます。働き方の自由度が高い企業であることは、多様な人材の確保にもつながります。
生産性と市場競争力を高めるため
DXを推進することで、業務プロセスを効率化し、生産性を向上させることができます。
中小企業では、従来はベテラン社長や従業員が長年の経験で培っていた、説明不可能な「勘」などの言葉で経営方針などを決めることも、多かったのではないでしょうか。
現在は根拠のない提案は社内でも顧客でも受け入れられづらくなっています。また市場動向や社会のトレンド、顧客のニーズは常に変化しており、しかもそのスピードが非常に速くなっています。
過去の成功体験にもとづくやり方を続けていては、市場での競争に勝ち残れません。DXを推進することでデジタル化や社員の意識改革を行い、データ分析を有効活用することで、顧客ニーズや市場動向を把握し、的確な経営判断を行うことができます。これにより、市場競争力を高め、持続的な成長を実現することが期待できるでしょう。
物流2024問題に対応するため
2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の上限規制が強化され、物流業界では輸送能力の不足が懸念されています。
中小企業においても、物流コストの増加や納期遅延などの影響が考えられます。DXを推進し物流管理システムを導入することで、配送ルートの最適化や在庫管理の効率化を図り、物流2024年問題に対応することが可能になります。
(参考)公益社団法人 全日本トラック協会「知っていますか?物流の2024年問題」

中小企業がDX推進することで得られるメリット
中小企業がDXを推進することで得られる、さまざまなメリットについて解説します。
業務効率化が進みムダなコストが削減できる
DX推進により、業務プロセスをデジタル化・自動化することで、手作業による時間や手間を削減し、業務効率を大幅に向上させることができます。これまでかかっていた人件費や紙資源費などを見直してムダなコストを削減し、経営資源を有効活用することが可能になるでしょう。
生産性が向上する
業務効率化が進むことで、従業員はより付加価値の高い業務に集中できるようになり、生産性が向上します。
さらにデータ分析を活用することで、業務のボトルネックを特定し、改善策を講じることで、さらなる生産性向上が期待できます。
データの一元管理が可能になりムダがなくなる
これまでさまざまな部署やチームに分散していたデータを社内で一元管理することで、情報の共有や活用がスムーズになり、業務の効率化や意思決定の迅速化につながります。
また、データの重複や誤りを防ぎ、データの信頼性を高めることで、ムダな作業やコストを削減できます。
人材確保がしやすくなる
DX推進により、リモートワークやフレックスタイム制などの柔軟な働き方を導入することで、多様な人材を確保しやすくなります。また、デジタルスキルを持つ人材の獲得にもつながり、企業の競争力強化に貢献します。
リードタイムの短縮が可能になる
業務プロセスをデジタル化・自動化することで、製品やサービスの提供にかかるリードタイムを短縮できます。これにより、顧客満足度の向上や競争力強化につながります。
BCP対策につながる
DX推進によりデジタル化が進むと、データのバックアップにクラウドサービスの活用などが可能になり、安全性が高まります。これによりBCP(事業継続計画)対策を強化できると期待できます。
AIを活用し熟練者の技能を承継できる
近年のトレンドとして「AIの活用」があります。中小企業の経営者にとっては未知のものと感じている人もいるかもしれません。しかし今後、AI技術はさらに発展すると見られており、AIを活用できるかどうかは企業にとって非常に重要なテーマとなっています。
例えばAIを活用することで、これまでは困難とされていた熟練者の技能やノウハウをデータ化し、若手従業員への技能承継を効率的に行うことができます。技術伝承の課題を解決し、企業の競争力を維持・向上させることが期待できます。
(参考)読売新聞オンライン「「熟練ノウハウ」AIが学習…企業、後進への技術継承に活用」
事業承継がしやすくなる
DX推進により、業務プロセスや顧客情報、熟練技術者の技能などをデータ化・可視化することで、事業承継をスムーズに進めることができます。
また、後継者候補がデジタルスキルを習得しやすくなることで、事業承継の成功率を高めることもできるでしょう。
新しいイノベーションの創出が期待できる
DX推進を積極的に進める企業ほど、競合の動向に目を向けて自社の課題に向き合い、より高いレベルへと進化する傾向があることは紹介したとおりです。DX推進を進めるほど、新たなビジネスモデルやサービスの創出、顧客体験の向上など、イノベーションを促進することができると考えられます。
中小企業はDX推進を何から始めるか
中小企業がDX推進に着手し、そのメリットを最大限に活かすためには、中小企業は自社の課題や目標を明確にし、適切なDX戦略を策定・実行することが重要です。ステップを踏むことで、中小企業はDX推進をスムーズに進め、そのメリットを最大限に享受することができます。
ここではより具体的に、中小企業はDXの推進のために何から着手すべきかについて解説します。
経営者など企業トップがDXへの理解を深める
DX推進は、単なるITツールの導入ではなく、企業全体の変革を伴うものです。そのため、経営者自身がDXの重要性を理解し、リーダーシップを発揮することが不可欠です。
企業内に新しい文化や技術を導入する場合、トップダウンとボトムアップ、どちらが適しているかは議論のあるところです。しかしDXに関して中小企業がまず考えなければならないことは「スピード感」「迅速にデジタル化を進める」ことではないでしょうか。
スピードが重要な場合は、まず企業トップが改革を進める「トップダウン」が適しています。次に紹介する中小企業庁の資料でも、「経営者の理解が少ないことが課題」とする企業が多くなっています。
まずは、経営者や企業トップの役員などが積極的にDXに関するセミナーや研修に参加したり、成功事例を学んだりすることで、DXへの理解を深めましょう。
小さく始め、中長期的に取り組む
DX推進は、一朝一夕に成果が出るものではありません。まずは、自社の課題や目標に合わせて、小さなプロジェクトから始めることが重要です。成功体験を積み重ねながら、徐々に取り組み範囲を広げていくことで、従業員の理解や協力を得やすくなります。
初期段階で導入が成功したら、あらためて中長期的な視点から計画を立てます。そして継続的に取り組むことが成功の鍵となります。
従業員への教育を継続し理解を求める
DX推進には、全従業員の協力が不可欠です。推進自体はトップダウンだとしても、実際にそれを扱う従業員の理解が得られなければ定着しません。従業員に対して、DXの目的やメリット、具体的な取り組み内容などを丁寧に説明し、理解を深めてもらいましょう。
また、デジタルスキル向上のための研修やワークショップなどを実施し、従業員の能力開発を支援することも重要です。そのほか、実際にDX推進に成功した企業例から、どのように従業員に取り組んでもらったかなどを調べるとよいでしょう。
例えば紙文化に慣れている中高年以上の従業員が多いケースでは、マニュアルを文字ではなく視覚的にシンプルにわかりやすくする、社内チャットツールから始めて機器の操作に慣れてもらい、聞きやすい体制を作るなどがあります。外部から認められることでモチベーションアップにつながるという例もあるようです。
(参考)厚生労働省「廃業の危機にあった旅館が地域観光を牽引する存在に」
中小企業におけるDX推進の課題と対策
DX推進は中小企業にとって競争力強化や新たな価値創造に不可欠ですが、さまざまな課題が存在します。自社の状況を分析して課題を特定し、柔軟に対応していくことが、DX推進を成功させるための鍵となります。
中小企業庁の調査結果の中でも特に多いものを中心に、中小企業がDXを進める際に障壁となりやすい課題と、その対策について解説します。

(出典)中小企業庁:中小企業白書> 2024年版 中小企業白書(HTML版)> 第7節 DX(デジタル・トランスフォーメーション)>1.DXの取組状況
コストがかかる
DX推進には、システムの導入や人材育成・採用など多額のコストがかかります。特に中小企業にとっては、初期投資の負担が大きく、二の足を踏んでしまうケースも少なくありません。
【対策】
全てのシステムを一度に導入するのではなく、優先度の高いものから段階的に導入することで、初期投資を抑えることができます。例えば、まずはクラウド型の顧客管理システムを導入し、徐々に他のシステムとの連携を進めていくといった方法が考えられます。
その他、国や地方自治体が提供するDX推進に関する補助金・助成金を活用して導入コストを軽減できます。例えば、IT導入補助金や中小企業生産性革命推進事業などを活用できます。
DX推進によって得られる効果を具体的に試算することも重要です。費用対効果を明確にすることで、経営層の理解を得やすくなります。例えば、業務効率化による人件費削減額や売上増加額などを試算します。
(参考)経済産業省・中小企業庁「ミラサポplus 中小企業向け補助金・総合支援サイト」
人材不足
DX推進には、専門的な知識やスキルを持つ人材が社内に必要です。しかし、中小企業では、そのような人材を確保することが難しい場合があります。なおIT人材そのものが現在の日本では不足していることから、人材確保のための施策は早急に手を打つことが重要になります。
(参考)経済産業省「参考資料(IT人材育成の状況等について)」
【対策】IT人材の確保には「人材育成」「人材採用」「外部人材の活用」の3つの方法があります。
人材育成は企業内でITに興味がありスキルを伸ばしたいという意欲のある社員を募り、社内研修や外部セミナーなどを活用、既存社員のデジタルスキルを向上させることから始めましょう。
ただし、教育のためのコース整備などが十分でないと、かえって時間がかかってしまうため注意が必要です。この場合は外部の教育機関やe-learningサービスを活用することもひとつの方法です。
人材採用を行う場合は、デジタルスキルを持つ人材を積極的に採用するため、採用戦略を見直します。例えば、求人広告にデジタルスキルに関する要件を具体的に明記したり、SNSを活用した採用活動を行ったりする方法が挙げられます。
ただしこちらも、SNSの適切な運用などデジタルスキルと運用のためのガイドラインの策定が必須になります。
外部の専門家やコンサルタントを活用し、専門的な知識やスキルを補ったり、実際に社内で業務を行う人材を人材サービスから派遣してもらう方法もあります。例えば、DXコンサルタントにアドバイスを求めたり、システム開発を外部のベンダーに委託したりする方法です。
この場合、社内の機密情報が漏れないようセキュリティレベルを高めること、どこまで外部の人材に担当してもらうかというルールの策定が必要になります。
効果が見えづらくモチベーションにつながりにくい
DX推進の効果は、すぐに現れるとは限りません。効果が見えづらいと、経営者や従業員のモチベーションが低下し、取り組みが停滞してしまうことがあります。
【対策】
DX推進の成果を測るためのKPI(重要業績評価指標)を設定し、定期的に進捗状況を可視化することで、効果を実感しやすくします。例えば、業務効率化であれば、作業時間の短縮率やコスト削減額などをKPIに設定します。
また小さな目標を設定し、達成できたことを評価することで、モチベーションを維持します。例えば、特定の業務のデジタル化に成功したら、社内で表彰したり、成功事例として共有したりする方法があります。
これらのDX推進の成果は従業員に定期的にフィードバックし、貢献を認め、感謝の意を伝えることが大切です。小さなことに思われますが、継続したこれらの取り組みが従業員のモチベーションを高めます。
経営者や従業員の理解不足
DX推進の目的やメリットが経営者や従業員に十分に理解されていない場合、推進がスムーズに進まないことがあります。
【対策】
DXに関する情報を積極的に共有し、経営者や従業員とのコミュニケーションを密にすることで、理解を深めます。例えば、定期的に勉強会やワークショップを開催したり、社内報やWebサイトで情報発信したりします。
また他社のDX成功事例を紹介することで、具体的なイメージを持ってもらい、理解を促します。
さらに、経営層がDX推進の重要性を発信するとともに、従業員からの意見やアイデアも積極的に取り入れることで、全社的な取り組みを促進します。最初はトップダウンで始め、徐々にボトムアップも組み合わせるとよいでしょう。
中小企業のDX推進事例
中小企業のDX推進事例は多岐にわたります。代表的な事例は経済産業省をはじめ、複数の公的なサイトなどでまとめられています。以下のリンクからは事例に関するリンクが集められています。自社の規模や業種に似た企業の成功例を探し、参考にしてみてください。
(参考)IPA:独立行政法人情報処理推進機構「DX事例リンク集」
まとめ
本記事では、DX推進の必要性、成功のポイント、そして課題について解説しました。
中小企業におけるDX推進は、単なる流行や技術導入ではなく、企業の持続的な成長と競争力強化に不可欠な戦略です。中小企業がDXを推進することで、業務効率化、生産性向上、コスト削減、顧客体験の向上など、多岐にわたるメリットを享受できます。しかし、DX推進にはコスト、人材不足、経営層や従業員の理解不足、効果測定の難しさなど、多くの課題も存在します。自社にとって何が課題なのかを明らかにし、まずは限定的に、しかし迅速に進めていくことが大切です。
DX推進は、一朝一夕に成果が出るものではありません。ポイントを踏まえ継続的に取り組むことで、中小企業はデジタル時代を生き抜き、新たな成長ステージへと進むことができるでしょう。
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