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Success Stories導入事例

先入観を持たない新入社員へのDX研修が、現場の業務変革につながるきっかけに

株式会社 エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ東日本
通信・IT
株式会社 エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ東日本
500名未満 / 新卒 / DX
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株式会社 エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ東日本

DX思考の素地を作ることを目的に「新入社員向けDX研修」を実施

研修前の課題・背景

従来の手法を用いた業務が多く、社員一人ひとりがDX思考やITリテラシーを高める必要性が増していた

固定観念を持たない新入社員にDX研修を行うことで、早期段階で意識を変革できる期待があった

研修後の効果

入社直後の新入社員にDX研修を提供することで、DX思考の素地を作ることができた

今後、業務や組織に対する改善提案をしたり、自ら実行したりするためのきっかけを提供できた

研修のポイント

  • 対象者(新入社員)に合わせたインプット量とワークで構成されたカリキュラムを構築
  • 実践につながるワークを豊富に盛り込み、現場での再現性を高めたプログラムを実施
  • 対象者

    新入社員

  • 研修期間

    1日

  • 研修内容

    DX講座

まっさらな状態の新入社員への研修がDX推進の足がかりに

― DXをめぐり、貴社内ではどのような課題がありましたか?

金武様:

当社は、財務や人事・給与、総務・厚生など、事務系全般業務のアウトソースサービスを展開しています。公的機関とのやりとりも多く、例えばファックスや紙ベースでのやりとりなど、従来の手法を用いるケースが多々ありました。その結果、時間外労働が発生したり、人為的なミスが発生してしまったりと、いくつかの課題が生じていました。

その背景には、当社で受託しているお客様の共通系業務にかかわる事務手続きを円滑に進めることがミッションであるなか、限られた期間内でなんとかアウトプットができてしまっていたことがあります。非効率なやり方に対して社員があまり疑問を抱くことなく、改善意識が芽生えないという課題がありました。
さらに、ITやデジタルの知識・スキルはもちろん、業務効率化の手法などのノウハウにも乏しく、企業文化の改革が追い付いていない状態でした。
つまり、社員一人ひとりのDX思考やITリテラシーの向上が必要不可欠な状況でした。

― そのようななかで、2024年度入社の新入社員向けに「DX研修」を導入したのはなぜでしょうか?

金武様:

先ほどお話ししたような背景から、当社内では数年前からDXを積極的に推進していこうというミッションがあり本年度の事業計画においても全社で取り組むべき課題として掲げられております。当初は外部のコンサルティング会社に協力をいただいていた時期もありましたが、長期的な視点で見て、内製化できる部分は自社のリソースを活用して進めていく方針にシフトし現在に至ります。高い効果の創出はもちろん、よりスピーディーかつ持続的な取り組みを維持するためには、DXの意義を理解し現場目線でDXを推進できる中核人材の育成が急務でした。

それぞれの社員のグレードや求められる役割に応じた研修プログラムを検討するにあたり、ファーストステップとして、固定観念にとらわれないまっさらな状態で新たなマインドを落とし込みやすい新入社員をターゲットに据えました。教育を施すことで本格的に業務が始まる前からDX思考の素地を身につけてほしいとの思いがありました。

前向きな受講姿勢で積極的な反応が多く見られた

― 研修ベンダーを検討する際に重視したポイントを教えていただけますか?

金武様:

主に2つのポイントがありました。1つが、対面形式の研修を実施いただけるかどうかです。さまざまな研修ベンダーを比較しましたが、全体的にeラーニングやオンライン形式の研修が多い印象を受けました。当社の場合は入社直後に実施する研修のため、受講者の反応が分かりづらく一方通行になりがちなオンライン形式よりも仲間と顔を合わせて議論を交わせる対面形式での研修を希望していました。

もう1つが、こちらの要望に合わせてカスタマイズが可能なことです。私たちの課題や希望を御社に相談したところ、一緒に悩みながら最適なプランをカスタマイズして提案してくれました。例えば、より学習効果を高めるため、座学で講義を聞くだけではなく、自ら手を動かして考えながら学んでほしいという要望に対し、インプットは少なめにして、ワークにボリュームを持たせる形でカリキュラムを柔軟に作り変えていただきました。
このような点から、御社にご提案いただいたプログラムにとても魅力を感じました。

― 研修受講者からはどのような反応や感想がありましたか?

金武様:

DX全般の基礎知識を学び、イメージを深めることができたという意見が大半でした。業務の効率化につながる方法を習得し、実際の業務に反映するための意欲が醸成された受講者が多い様子です。

休憩時間中にも受講者から多くの質問が挙がり、DXに関する興味関心を引き出せた点も良かったと感じています。今回、新入社員に対するDX研修は初めての取り組みでしたが、早いうちから高い視座で業務を俯瞰できる下準備ができたのではと思います。

佐藤様:

若い人材が成長すると、業務に対する違和感や改善案なども自ら発信してくれますし、そのきっかけづくりは早ければ早いほど良いと考えています。効果はこれから現れてくるはずですので、今後も試行錯誤しながら育成プランを計画していきたいですね。

DX推進の中核人材を育てることを目標に、試行錯誤を重ねたい

― DX人材育成に関する今後の展望を教えてください。

金武様:

私たちの部門は主に社内のDX推進を担当しており、各事務作業の自動化ツールの制作のほか、推進施策の一環としてDX関連研修の企画・運営なども行っています。今回は初めての取り組みとして新入社員向けの研修を試験的に導入し、意識改革の面で一定の効果は得られたものの、受講者本人たちの業務経験値の低さによる理解度の面など、実施してみて改善点も見えてきました。

今後は貴社の「DXアイデアソン講座」を一定レベル業務経験を積んだ層に受講させるなど、さらにもう一段階レベルアップ・ブラッシュアップした内容で実施することも検討しています。実際の業務フローを踏まえて、自ら課題や解決策を見つけ、改善案を検討するプロセスが有効だと考えているからです。併せて、DX思考やITリテラシーの向上に役立つ資格取得支援にも力を入れ、業務効率化に向けより実践的な教育施策を取り入れていく予定です。

また、研修受講者からは「生成AI」への興味が湧いたといった意見もあったため、今後はAIに関する知識や利活用の方法などの要素も盛り込めたらと考えています。最終的なゴールである「各現場において内部からDXを牽引・推進できる中核人材を育成し、より高効率・高品質なサービス提供をしていくこと」を目標に、引き続き試行錯誤を重ねていきたいですね。

佐藤様:

当社のような業態ではどのような施策が有効かという観点に立ち返り、今後も会社の利益につながるメニューの構築に努めていきたいと考えます。御社には引き続き伴走いただきたく、ぜひいろいろな提案をしていただけたら嬉しいですね。

まとめ

スキルアップAIでは、様々な業界業種で900社以上の企業・自治体に導入いただいております。
ITやデジタルなどのDX推進、​​​​​​AI開発や生成AI活用などのAI導入/推進における、幅広い業界の人材育成の導入事例集をご用意しておりますのでぜひAI/DXの人材育成にお役立てください。

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