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導入事例

様々なレベルのDX人材育成を、幅広い講座群により実現。実務に直結する研修により、ワーク発のDX企画が各部署で推進される状態へ

東レ株式会社
製造業
東レ株式会社
5,000名以上 / DXプロジェクト推進 / AIプロジェクト推進 / データ分析 / 機械学習
公開日:  更新日:
東レ株式会社

基礎領域から専門領域までカバーする豊富な講座レパートリーにより、多様な研修ニーズに対応し、全社DX推進の加速に貢献

研修前の課題・背景

全社DX推進に向け、デジタル技術と各現場の双方に精通した人材を、スピード感を持って増やすため、DX研修カリキュラムを見直したい

デジタル実装スキルや最新のデジタル知識を現場の社員に身につけさせたい

研修後の効果

最新知識と実務経験を持ち「教えるプロ」である講師陣と、専門領域にも及ぶ幅広い講座群により、各層で求められる知識をカバーしたカリキュラムを実現

身についたデジタル実装スキルを駆使して、社員が最新デジタル知識と現場の知識をつなげて考えられるようになった

研修のポイント

  • さまざまな層の人材育成の課題に対して最適な研修設計を実現
  • 実務経験豊富な講師による実践的で具体性の高い講義が実務に直結
  • eラーニングやライブ・対面講義を使い分けることで、学びの効果に手応え
対象者 研修期間 研修内容
シニアリーダー 6か月 現場で使えるAIプランニング・プロジェクト推進基礎講座
DXプランニング・プロジェクト推進基礎講座
問題解決のためのデータ分析基礎講座
機械学習のためのPython入門講座
機械学習・ディープラーニングのための基礎数学講座
現場で使える機械学習・データ分析基礎講座
マテリアルズインフォマティクス講座
リーダー 2日間 AIジェネラリスト基礎講座
カスタマイズ講座

全社DX推進のために、先端技術と現場の知識を掛け合わせられる指導者・現場推進者を早急に育成したかった

― DX研修を始めた背景を教えてください。

東レは創業以来の「人を基本とする経営」という方針のもと、人材育成・能力開発の仕組みを社内で構築しています。1950年代から「データドリブンな業務遂行」を業務標準としており、また、1970年代からCAE(Computer Aided Engineering)、1990年代から高分子シミュレーションを他社に先駆けて開始するなど、新しい価値の創造に繋がる研究・技術開発分野において、先進技術導入を積極的に進めています。さらに、2010年代にはインダストリー4.0を受けてIT活用・ICT変革にも取り組むなど、後のDXに繋がる取り組みに早い段階から着手していました。

これら準備的な活動を経て2020年から全社DX推進を目標とした「TDX推進プロジェクト」を推進、このプロジェクトを加速するため、2025年度末までにグループで2000人以上のDX人材を育成するという目標を掲げています。目標達成に向け、DX推進に必要なスキルを規定する等の『DX人材体系』を構築した一方で、DX人材を育成するための従来のDX研修制度を早期に見直して確立する必要がありました。

― 『DX人材体系』とはどのようなものでしょうか?

下記図の通り、DX人材を4段階に分けて役割を定めています。これらの人材を2025年度末までにグループで2000人以上育成することで、TDX推進プロジェクトに貢献します。なかでも最新デジタル知識と現場知識、その両方を備えたリーダー層とシニアリーダー層の人材を増やす必要があると感じていました。

専門領域にも及ぶ講座レパートリーにより、様々な人材層ごとの課題に合わせたカリキュラムを作ることができた

― スキルアップAIを選んだ決め手は何でしたか?

前提として、当社にも機械学習の専門家はいますが、教育のプロではありません。そこで、最新のデジタル技術やデータ分析の知識を持った講師の方の力を借りて、DX人材育成を進めたいと考えました。それが研修を社外に依頼しようとした背景です。

スキルアップAIを選んだ決め手は、幅広い講座レパートリーの中から、当社の課題にマッチした講座やカスタマイズを提案してもらえたことでした。リテラシーレベルから専門領域まで、人材層ごとの課題に合わせたカリキュラムが揃っており、これならDX研修をお任せできると思いました。

講師の実務経験に基づく実践的な講義と丁寧なフォローアップで、実務に直結する“学んで終わりではない”研修を実現

― 実際に研修を始めて、いかがでしたか。

「現場で使えるAIプランニング・プロジェクト推進基礎講座」や「DXプランニング・プロジェクト推進基礎講座」を通して多くのDXアイデアが提案され、各部署で実際に推進されています。これは、研修内容が実践的で現場のニーズに即していたこと、また、製造業でのコンサルティング経験が豊富な講師による適切なフォローアップがあったことによるものです。 御社に研修をお願いして本当によかったと実感しています。

他には、それぞれの研修の目的に沿ってeラーニング、ライブ・対面研修を使い分けることで、効果的な研修にしたいという希望の通り、メリハリのある効果的な研修を提供できました。これは、御社の豊富な研修プログラムだからこそできたことだと思います。 実際に、シニアリーダー層向けの研修では対面でのグループワークを通じて、人脈形成やリーダーシップ強化を実現できましたし、スキル研修である機械学習研修、データ分析研修はeラーニングとライブ研修を組み合わせることで効率的に学習できています。

また、研修内容が毎年更新されるので、テクノロジーの進歩が早い今、受講者が最新のトレンドや技術を学べたことは、大きな成果だと感じています。

― 受講者からはどのような反応がありましたか。

総じて好評でした。受講者からも、講師の方が製造業でのDX支援経験をお持ちだったので、実際の経験に基づいた講義には実践的で具体性があり、参加者の実務に直結する内容だったという声が多く聞かれました。

また、機械学習研修やデータ分析研修も、講義資料が非常にわかりやすいことに加え、事前質問シートへの丁寧な回答や、随時受け付けるチャットでの質問対応など、手厚いフォローアップにより、ライブ研修でも質の高い学習を進める工夫をされていたことが高く評価されています。

― 今後の展開を教えてください。

こちらの要望をくみ取った上で、より良い提案をして頂いており、御社との連携により、研修内容が継続的に良いものになっていくのではないかと実感しています。生成AIなど最新情報を取り入れた上で、当社のデジタル活用方針に合わせたものに研修をアップデートしていく必要がありますので、御社には引き続きパートナーとしてご協力いただきたいと考えています。研修の効果は長い目で見る必要があります。まずは引き続き、DXの考え方を企業風土として定着させるとともに、DXによる業務改革を提案・実現できる人材を一人でも多く育てていきたいと思います。

話し手:
東レ株式会社 技術DX推進室 大井様
東レコムズ三島株式会社 研修センターサポート事業部 鈴木様

まとめ

スキルアップAIでは、様々な業界業種で900社以上の企業・自治体に導入いただいております。
ITやデジタルなどのDX推進、​​​​​​AI開発や生成AI活用などのAI導入/推進における、幅広い業界の人材育成の導入事例集をご用意しておりますのでぜひAI/DXの人材育成にお役立てください。

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